合併趣意書
港医療生協・大正医療生協・西成医療生協法人合併趣意書
2011年09月29日 法人合併推進協議会
1、はじめに
■木津川地域医療生協の統一をめざして
① 2008年度、合併をめざす通常総代会決議に基づいた取組の具体化として、各理事会での討議を実施。2008年7月に法人専務会アピールを出し、合併作業として5項目の課題を提起しました。同年10月に理事長・院所長・専務合同会議が開催され、①09年度総代会開催後、合併事務局を設置する。②法人討議の進行状況を確認するために院所長・専務会議を2か月に1度開催する。以上の2項目を合意確認してきました。
② 2009年2月22日『木津川地域合併推進』 役職員学習交流会を各法人の
理事・役職員を中心に120名の参加で開催。医療部会藤谷事務局長が「木津川地域の合併と社会的意義」と題して記念講演を実施。法人合併を通じてより強固な医療生協づくりを行うことを確認してきました。
③ 2009年7月、合併事務局を発足させ、法人専務会議を中心に、院所長・専務合同会議で医師確保及び合併準備の具体化をはかる一方、院所事務長会議及び看護師長会議の定例開催を実施し、活動交流とともに職員の育成等について協議を実施してきました。
④ 2009年9月27日には、「第2回わくわくいきいき組合員交流集会」を実施し、207名の組合員及び職員参加で「安心して住み続けられるために、地域にあったらいいな」との思いを組合員活動で作ろうと活動を共有する取り組みを進めてきました。
⑤ 2012年4月1日めざして、大正医療生協・港医療生協・西成医療生協は、合併契約を各総代会で確認・成立させ、必要な手続きの準備に入ります。
2、法人合併の理由
① 医療生協を大きくし、安心のまちづくりがもとめられています
構造改革による社会保障の基本的な枠組みの破壊と不況の進行で、最低限の安心を支えていたセーフテイーネットが破壊され住民の生活は、深刻化する貧困と雇用破壊などで一層たいへんな事態に陥っています。住民の健康を守り医療と生活を支える医療生協は、かつてなく受診抑制や医療崩壊がすすむ中で、組合員が知恵と力を出し合い安心のまちづくりをめざして組織強化をすすめ、地域と組合員のいのちくらしを守ることが最重点です。とりわけ大阪市内の他の医療生協等との連携を通じて、住民の健康づくり、高齢独居の対策や子育て支援など国や自治体の社会保障施策の充実を求める大きな力が必要となっています。
② 独自の取り組みで医療介護従事者の人材確保と育成を行います
後継医師の確保をはじめ医療・介護の人材不足は住民生活の安心に、大きな障害をきたしています。医療生協においても医師体制の充実は、今後の事業展望の成否を握っています。地域の健康づくりの拠点としての役割を維持・強化していく上でも、木津川地域の診療所所長の後継医師対策は緊急の課題です。個別の医師対策の困難を克服し、合併法人による多面的で魅力ある医療介護活動を通じて、医師をはじめ人材確保と育成、人事交流など独自の取り組みを行う必要があります。
③ 「医療生協人」にこだわり、住民(組合員)から求められる医療介護活動をめざします
個人情報保護法の遵守、医療制度の法的整備と医療安全管理、介護保険法に基づ
く法令遵守責任者の配置など運営基準等を基本にした事業の質確保、事業所単位の管理体制の確立などが提起されています。これらをすすめる上でも、職員集団の運営能力はじめ総合的力量が問われている中、規模を活かした研修制度や教育制度などを確立し、利用者の満足度の向上が求められています。
④ 「健康をつくる、平和をつくる」医療生協の事業と運動を地域にひろげます
生協を活かし憲法9条を守り、25条の生存権を事業と運動の中で実現し、豊かな暮らしづくりをめざします。法人規模の拡大に伴い、新たな事業拡大などを計画的に取り組み、とりわけ全ての定款地域を視野に医療生協活動の強化で、事業所のない地域でも新たな取組みをすすめます。
3、合併の形態
港医療生活協同組合を存続生協とする「吸収合併」とします。規定に基づき生協の合併行為として「吸収合併」が法的手法としても適切であり、手続き上組合員への時間的及び作業負荷を軽減できます。
4、新しい法人が大切にしたいこと
① 地域住民の要求に寄り添いたたかってきた実践が木津川地域の運動の伝統であることに誇りをもち、各法人が果たしてきた歴史と役割に対し互いに敬意を払います。
② 組合員が主体者として安心して住み続けられる事業と生きがいを発揮できる組織づくりをおこないます
③ 組合員への健康づくりを通じて明るい街づくりに貢献します
5、私たちのめざす方向
① 国民の権利としての社会保障の充実を組合員とともに実現する生協
② 子どもと高齢者にやさしい街づくりに貢献できる生協
③ 「住み慣れた地域で最後まで」の願いに寄り添う生協
④ 組合員の「地域にあったらいいなとの思い」を実現する生協
⑤ 「医療生協人」として医療生協を支える人材育成をすすめる生協
⑥ 健全な運営体質を維持し、組合員に貢献し続けられる生協



